2009年6月13日土曜日

「なんばんラーメン」ラーメン(富山県婦中町)

[行け麺富山ドットコム/富山エリア/婦中町: なんばんラーメン]
・北日本新聞の婦中町グルメ特集のような企画に掲載されて奥さんがチェックしてました。
・奥さん、「あっさり」と「昔ながらの」ってラーメンのコピーに弱いのです。
「軽く」というノリでこの店に。ファボーレのそばにあります。

・民家を改造して作ったような小さい店。カウンター10席に4人がけのテーブルが2席程度。おくには住まいされている民家がある。

・値段の安さが大きな魅力で、はじめてということだし基本のラーメン400円に店名になっているなんばんラーメン450円を。ちなみにこの値段は富山県麺組合に加入してるとできない価格(ラーメンの最低価格550円にしようって組合の決まりがある)。

・すぐに出てくる。ラーメンはメンマにかまぼこチャーシューにネギというオーソドックスなもの。なんばんラーメンはもやしを豆板醤であえたものに胡椒がどっちゃりかかっているものです。

・見た目と評判にたがわない、あっさりした昔ながらのラーメンです。ノーギミックで「ラーメン」というものに直球で挑んだ感じです。

・悪くいうとよくあるドライブインレベルのラーメンですがとても美味しかったし、ラーメンの基本はコレでいいと思います。今は世間の「普通」が異常なんじゃないかと思ったり。

・また、いろいろと参考になりそうな変わりラーメンもあるようなのでもう1回くらいチャレンジします。バターコーンラーメンとかカレーラーメンとか。

2009年6月8日月曜日

「そば切り 多門 」 そば、蕎麦(砺波市)

[そば切り 多門 - そば、蕎麦(砺波) [食べログ]]

・最近は結局、イタリアンかソバ屋ってパターンばかりな。ということで、先週は「オマエスト」でピザで、今日はソバ屋なんだー。

・上記リンクをみていただくとよくおわかりでしょうが、非常に場所がわかりにくい。大谷小学校の裏なんですね。それくらいしかないんだよなあ。

・でも、おいらにはiPhoneがあるんだ! そして気がついたよ。iPhoneをカーナビとして使うには、奥さんに操作に熟知してもらわないとダメなのな。結局迷ってるのよ。

・よく、古民家を移築した建物なんてありますが、ここは普通に古民家なのがスゴイね。たいして改造もしてないで、普通にそこをソバ屋にしてる感じよ。

・広い居間に長いテーブル3脚に座布団がならんでいるという。テーブルは木の幹を半分に叩ききって並べたような感じのあれ。

・メニューは4種。ざるそば、おろし、とろろ、そばがき。ざるそばととろろをたのむ。

・上手いタイミングで客が切れていて、おれら2人の貸切。おっさんの作業音以外なにもしない。ここおっさん1人でまわしてるし。

・で、意外に待たずにくる。

・なんつーの、ソバ屋って喫茶店に似てるよな。コーヒー1杯にしてもいろいろあるじゃん。コーヒーとソバの「それ」はバリエーションとかそういうのが似ている気がする。

・ここはつまり修行僧が味わうために存在するような道場のようなソバ屋。コーヒーでたとえるなら手作りの小さい器にひと口だけ出てくるってやつ? ああいうノリ。デミタスっての?

・最初になにもつけずに食べると鮮烈な「水」の味。おお、すごい。THE鮮烈!

・と、出汁もまたストイックななあ。まさに「よいお点前でした」的ななあ。量も少なかったし。

・いや、味わいあります。いいもの食べたって気がしました。

・あと、だれもいなくてよかったんだけど、ポケットのiPhoneが誤作動してよりによってエロ動画が流れて、静寂を打ち破りました。iPhoneはたまに「お茶目」するから油断なりません。

2009年4月11日土曜日

「スンガリー」パン(富山県氷見市)

・ショッピングモール「ハッピータウン」内にあるパン屋です。
・奥さんとともに菓子パンジャンキーで、富山県内の美味いパン屋には片っ端からいってはまわりの客があきれ、店員がためいきつくほどたくさん買って(袋詰めがメンドーだからね)は、ガフガフ食べているのです。
・昨今は「美味いパン」として、雑誌や新聞に載っている店はだいたいハード系のパンがその主力になっています。
・それに特製の石窯で焼いたとか、国産の小麦、特別なナンチャラ小麦、アレルギーに対応した、東京の老舗で修行したとか、付加価値がついていくわけです。
・ソレに対してまったく批判的な感情はないのです。実際、その付加価値が効果的な場合が多いですし、硬いパンは美味いですから。

「スンガリー」はそういった意味じゃ、「売り」は、ヘンな店名と、マスコットのヘンな描画のパンダくらいです。いわゆる付加的なものはみあたらないし、アピールもあまり見受けられません。

そして、硬いパンがあまりないのです。というか、柔らかいパンばかりでそれが美味しいのです。そこのところがあまりまわりにない特色だと思うのです。

・これが、どうにもこうにも「なぜか」というカンムリを据えたくなるくらい、絶妙なのです。特徴的なパンはあまりないです。商店街のひとつにあるパン屋さん的に、各種菓子パンに、食パンに、ケーキ(あ、正直に書くとこれは普通)が何種かあるだけです。

・でも、たとえば、抹茶パンの、表面にコーティングしてある抹茶チョコ、中のこしあんに、パン、それらの比率がバッチリなんですね。抹茶チョコの硬さとほろ苦さが、なかのこしあんの量とちょうど相まっているんですよ。ともすればこしあんを多くしたり、抹茶チョコのチョコを高いところにしたり、バターをたくさん入れたりって、トゥーマッチになりそうなところをすごくいいところで落とし込んでいます。
・バナナパンの生クリームにバナナをいれた、バナナクレープのクレープをパンにしたものも、ばななは1本を1/4にカットしたものですが、それがベストの量なんですよ。まるごとバナナのようなボリュームとか「バナナ!」って存在感はもちろん薄いですが、トータルで美味しい「バナナパン」になるわけです。このなにげないバランス感覚がすばらしいんだ。

・それぞれの味付けや盛り付けのセンスはいったらなんだけど、スーパー内のパン屋レベルなんだけど、その完成度が異様に高いのです。だから「なぜか」美味しいパン屋なのです。

・ついでなんでもうイッコ正直に書いておくと、応対をしている店員さんも素性はもちろんわかりませんが、パートのおばちゃん然としてます。彼女らが実はパリの有名パン屋で8年修行してきたとかそういうことか? どっちかというと夜はスナックのパートやってますって感じだけどねえ。

・うーむ不思議だ。不思議だか美味いことは事実だ。ただ、まあ魔法が解けるのは硬いパン屋のソレより早い。すなわち、1日おいたらかなりなイキオイで味は落ちる。まあソレは仕方のないことだわなあ。やわらかい食べ物すべてに共通する宿命だわ。

[スンガリー パン 氷見市 - Google マップ - 地図検索]

2008年12月18日木曜日

「田舎ダイニング こま乃家」和風割烹 (射水市)

[ラブぽけ|KNB WEB]

・ここを読んでいきました。415号線のちょっとわきにあります。けっこう迷いました。そこのところも隠れ家的か。細い道に細い用水が流れている住宅街にちょこんとあります。

・客はほぼババア。かしましい。4人席2つ。2人席2つ。カウンター6人掛け。トイレは隣接している民家のほうに向かうカタチになっている。12時過ぎに入り満席でした。

くろすけ鍋焼カレーうどん 850円

天丼ランチ(ミニうどん付) 1000円

・これらをオーダー。あとランチとか、エビフライランチとかありました。ランチはコーヒーにちょっとしたデザート(白玉に小豆だった)がついてくる。
・うどんは氷見うどんです。
・カウンターの奥にはたくさんの酒があって、スナック風になっている。夜はそういう店になるんだろうなと思う。

・お冷やが水じゃなくてグリーンティーになっていたり、会計時に飴を配ったり、細やかな気遣いがあちこちにみられました。一方でカレーウドンなのに紙ナプキンくらいつけろよって足りなさもありました。

・鍋焼きカレーうどんは「くろすけ」らしく、真っ黒な色が印象的であり、それにあわせての器の黒さもいい感じでした。具はキャベツ、もやし、チンゲンサイ、豚肉といった感じでしょうか。みかけよりは辛くなかったので、味の調整に一味なんかつけていただけるとありがたかったかもしれない。あと、あまり鍋焼きのありがたみは感じなかった。

・天ぷらは奥さんのちろっともらってエビを少しかじっただけですが、細身のえび天3尾に野菜も盛りだくさんだった。

・カレーうどんはともかく、天丼のほうとミニうどんを食べた奥さんは不満が多い様子。天ぷらはフリッター状になっていて、ちょっと揚がり具合がヤバイのがあり、うどんはダシがベタっとした甘さだったそうです。

「惜しいんだよね」

・奥さんはおっしゃってました。

2008年11月26日水曜日

「優風庵」うどん(富山県小矢部市」)

・国道8号線そばにあり、古民家を移築して作った手打ちうどんの店。かなり趣のある古民家ではありますね。
・14:00にラストオーダーで滑り込み。ダメ元でたのんだ昼定食があったのでラッキー。んまあ、その前にこの店探すのでさんざんと悩んだところではあったからなあ。ちょっとわかりにくいところにあるのもそうですが、それ以前に地図をまちがってみていたという凡ミス。
・住所は小矢部市となってますが、ほとんど高岡市との境に近いくらいのところにあります。

・A定食とB定食になっていて、Aがちくわ天で、Bがエビ天。小鉢、雑穀米、うどんがついてます。小鉢は冬瓜の煮たものでした。

・ここのうどんはめずらしいらしい玄麦使用で、白いうどんじゃない。醤油で煮しめた茶色。
・縁側でバアちゃんがうってくれたうどんてコンセプトらしい。そんな経験ないからよくわからんけど。

・古民家を移築した店って意外にありまして、パッと思い浮かぶのは富山市のステーキハウスの「華」とかね。
・この「優風庵」のそれは本当にヒトが住んでいていろいろと手を加えた感もあるいい具合にこなれた店に思いましたよ。トイレの扉の感じとか。でも、当然のことながらトイレなんかはウォシュレットでキレイになっていたりしました。
・あと、入れないところはなんていうかミュージアム風になっていて、様々な小道具などが置いてあり、いわゆるテーマパーク然としてました。

・入って注文してすぐにうどんを茹でるのに10分くらいかかりますといわれる。

・七味を入れる前にひと口食べろと注意を促しておきたいです。
・うどん自体にすごく香りがついておりまして、麦畑の中にいるような、米ですが脱穀機にいるような本来の意味じゃないけど「粉っぽい」というか、むしろソバっぽいニュアンスがあるくらいのすごく粉の味がします。これは斬新。

・そして、ダシを含め、すべて薄味で、そのうどんの味わいを活かしております。ところが、七味がいい意味で、いろいろな味があるちゃんとしたもので、その粉の味を台無しにするくらい主張してきます。だから、辛いモノがすきでも1回くらいは七味をかける前にうどんを味わうべきです。

・このうどんの麦の味はすばらしいんですが、その分、つるつるという食感が損なわれているようなので、それが七味で台無しになるのはもったいなすぎます。

・天ぷらもゴハンも非常にきちんとしている繊細な味わいでした。とくに雑穀米は「こういうので1番美味い」とゴハンにうるさい奥さんが太鼓判でした。

・1度は食べる価値あります。ただ、「亜流」とは思いました。

2008年11月19日水曜日

「さんのおん」ステーキ(富山県黒部市)

・国道8号線。黒部市に入ってすぐにある店。スーパーなどと併設している。

・サーロインステーキ150g 1000円をたのむ。ランチメニューですね。ソースは特製だれ&西洋わさび&おろしポン酢から1種。ごはん、みそ汁、漬け物でごはんは白米か十五穀米から選ぶことができます。
・ほかのランチはヒレステーキ100gも1000円。ハンバーグ180gは800円。牛カツ1000円など。

・夜の部はせいろ蒸しや富士宮やきそばもある。ドリンクメニュー豊富。

・高級和食系の雰囲気はあります。
・客の入りは4割くらいで待たせはしませんでした。スーっとでてきます。

・溶岩焼きが売りで、レア状態の肉を自分で好きな加減に調節できる。

・入ったとき「いらっしゃいませ」がなかった(あるいは聞こえなかった)のに、そのわりに席に案内する前にちょっと先に進んだらアカラサマにイヤな顔をするのが気に入らなかった。それをずっとひきずっている感じ。まあ、それはひとりの店員の態度ですが。

・そのあと、ポマードくさいというレベルじゃなくて、おっさんをつけたポマードが客としておれの後ろについて延々とプイーンとやかましかった。すべてがポマード風味になる。バカじゃないの。
・そのほかかしましいオバハンとか、目についただけの客質はいいとはいえなかったな。

・肉自体がなあ。ためしにちょいレアでそのまま食べたらけっこうニオイが気になる。ポン酢も西洋わさびもさして特徴があるわけでなし。特製だれにするんだったな。メニューみたらよくわからなかったわ。

・まあ、1000円というなら相応ではあるのですが、同じような趣旨の「贅」というチェーン店よりはまちがいなく肉質は落ちるような気がする。「贅」にいったのは前だからちょっと確実ではないけどさ。でも、ひとつまちがいなくいえるのは接客態度と客質は「贅」のほうが上だね。

・ものすごく余談ですが。
・この店の前にあった「ブックJ」という非チェーンの新古書店が大好きで、「休業中」とあるのを真に受けて復活するのをずっと心待ちにしていたのに残念でした。

2008年11月12日水曜日

「氷見創作うどん 和」うどん(富山県氷見市)

・石川県との県境にある海の街氷見市は「氷見うどん」という名物があり、ちょっとしたうどん激戦区になっています。
・ネット情報でショッピングモール「プラファ」にあるうどん屋がなかなかやるということでいったのでした。

・スーパーにありがちのフードコートの一角にありました。ラーメン屋とかクレープ屋といっしょに。
・金額の支払いをしたらポケベル的なブザーも渡されるくらいのフードコートですよ。

・Aセット(天ぷらうどん、梅ごはん、ミニサラダ)850円
・本日のランチ(野菜たっぷりカツ丼、ミニうどん、大根とイカのダンゴ煮、つくだに)680円

・この2つにしました。もともと天ぷらうどんが食べたいとおれがいったものでうどんに決まったのでAセットにしました。

・氷見うどんというのは富山県では有名ですが、それが実際のところどういう定義によってそれになっているのかはよくわかりません。たとえば、ラーメンでの「富山ブラック」というのはくわしく説明することはできるのですが。

・ということでオーソドックス美味いうどんだなとおもいました。天ぷらは小さいしひっかかりは非常に弱いですが、それでも、天かすの浮かんだつゆを飲みたいというおれの望みは十分に果たすことができました。

・奥さんによると、氷見は梅干しも売っていこうとしているようで、梅ごはんもそういうことなのかなとも思います。小梅をみじん切りにしたものがトッピングされていることで、ふつうに美味い梅干しごはんです。
・ポイントはミニサラダで、サラダやらじゃまくせえなと思ってましたが、これが、キャベツの千切りに、ゴマ焙煎のドレッシングに、「うどんの耳」のゆでたのが乗ってました。「うどんの耳」とは、手打ちうどんの製造過程に余ったハシッコのことですね。それだけ別に売ってたくらいです。これを軽くゆでたものがサラダに入っている。これがマカロニみたいで美味しい。

・カツ丼のほうは、キャベツやらいろいろと入っているカツ丼ですね。薄味でした。
・イカのダンゴ煮とつくだにの2つがなかなか美味しい。

・奥さんは総じて落ちるとしてました。とくにつゆがしおっぱくて、ダシが弱いと、ちょっとキツ目の評価。おれは今度カレーうどんや、名物らしい「サラダうどん」を食べてもいいかなと思っていたのに。