2008年11月26日水曜日

「優風庵」うどん(富山県小矢部市」)

・国道8号線そばにあり、古民家を移築して作った手打ちうどんの店。かなり趣のある古民家ではありますね。
・14:00にラストオーダーで滑り込み。ダメ元でたのんだ昼定食があったのでラッキー。んまあ、その前にこの店探すのでさんざんと悩んだところではあったからなあ。ちょっとわかりにくいところにあるのもそうですが、それ以前に地図をまちがってみていたという凡ミス。
・住所は小矢部市となってますが、ほとんど高岡市との境に近いくらいのところにあります。

・A定食とB定食になっていて、Aがちくわ天で、Bがエビ天。小鉢、雑穀米、うどんがついてます。小鉢は冬瓜の煮たものでした。

・ここのうどんはめずらしいらしい玄麦使用で、白いうどんじゃない。醤油で煮しめた茶色。
・縁側でバアちゃんがうってくれたうどんてコンセプトらしい。そんな経験ないからよくわからんけど。

・古民家を移築した店って意外にありまして、パッと思い浮かぶのは富山市のステーキハウスの「華」とかね。
・この「優風庵」のそれは本当にヒトが住んでいていろいろと手を加えた感もあるいい具合にこなれた店に思いましたよ。トイレの扉の感じとか。でも、当然のことながらトイレなんかはウォシュレットでキレイになっていたりしました。
・あと、入れないところはなんていうかミュージアム風になっていて、様々な小道具などが置いてあり、いわゆるテーマパーク然としてました。

・入って注文してすぐにうどんを茹でるのに10分くらいかかりますといわれる。

・七味を入れる前にひと口食べろと注意を促しておきたいです。
・うどん自体にすごく香りがついておりまして、麦畑の中にいるような、米ですが脱穀機にいるような本来の意味じゃないけど「粉っぽい」というか、むしろソバっぽいニュアンスがあるくらいのすごく粉の味がします。これは斬新。

・そして、ダシを含め、すべて薄味で、そのうどんの味わいを活かしております。ところが、七味がいい意味で、いろいろな味があるちゃんとしたもので、その粉の味を台無しにするくらい主張してきます。だから、辛いモノがすきでも1回くらいは七味をかける前にうどんを味わうべきです。

・このうどんの麦の味はすばらしいんですが、その分、つるつるという食感が損なわれているようなので、それが七味で台無しになるのはもったいなすぎます。

・天ぷらもゴハンも非常にきちんとしている繊細な味わいでした。とくに雑穀米は「こういうので1番美味い」とゴハンにうるさい奥さんが太鼓判でした。

・1度は食べる価値あります。ただ、「亜流」とは思いました。

2008年11月19日水曜日

「さんのおん」ステーキ(富山県黒部市)

・国道8号線。黒部市に入ってすぐにある店。スーパーなどと併設している。

・サーロインステーキ150g 1000円をたのむ。ランチメニューですね。ソースは特製だれ&西洋わさび&おろしポン酢から1種。ごはん、みそ汁、漬け物でごはんは白米か十五穀米から選ぶことができます。
・ほかのランチはヒレステーキ100gも1000円。ハンバーグ180gは800円。牛カツ1000円など。

・夜の部はせいろ蒸しや富士宮やきそばもある。ドリンクメニュー豊富。

・高級和食系の雰囲気はあります。
・客の入りは4割くらいで待たせはしませんでした。スーっとでてきます。

・溶岩焼きが売りで、レア状態の肉を自分で好きな加減に調節できる。

・入ったとき「いらっしゃいませ」がなかった(あるいは聞こえなかった)のに、そのわりに席に案内する前にちょっと先に進んだらアカラサマにイヤな顔をするのが気に入らなかった。それをずっとひきずっている感じ。まあ、それはひとりの店員の態度ですが。

・そのあと、ポマードくさいというレベルじゃなくて、おっさんをつけたポマードが客としておれの後ろについて延々とプイーンとやかましかった。すべてがポマード風味になる。バカじゃないの。
・そのほかかしましいオバハンとか、目についただけの客質はいいとはいえなかったな。

・肉自体がなあ。ためしにちょいレアでそのまま食べたらけっこうニオイが気になる。ポン酢も西洋わさびもさして特徴があるわけでなし。特製だれにするんだったな。メニューみたらよくわからなかったわ。

・まあ、1000円というなら相応ではあるのですが、同じような趣旨の「贅」というチェーン店よりはまちがいなく肉質は落ちるような気がする。「贅」にいったのは前だからちょっと確実ではないけどさ。でも、ひとつまちがいなくいえるのは接客態度と客質は「贅」のほうが上だね。

・ものすごく余談ですが。
・この店の前にあった「ブックJ」という非チェーンの新古書店が大好きで、「休業中」とあるのを真に受けて復活するのをずっと心待ちにしていたのに残念でした。

2008年11月12日水曜日

「氷見創作うどん 和」うどん(富山県氷見市)

・石川県との県境にある海の街氷見市は「氷見うどん」という名物があり、ちょっとしたうどん激戦区になっています。
・ネット情報でショッピングモール「プラファ」にあるうどん屋がなかなかやるということでいったのでした。

・スーパーにありがちのフードコートの一角にありました。ラーメン屋とかクレープ屋といっしょに。
・金額の支払いをしたらポケベル的なブザーも渡されるくらいのフードコートですよ。

・Aセット(天ぷらうどん、梅ごはん、ミニサラダ)850円
・本日のランチ(野菜たっぷりカツ丼、ミニうどん、大根とイカのダンゴ煮、つくだに)680円

・この2つにしました。もともと天ぷらうどんが食べたいとおれがいったものでうどんに決まったのでAセットにしました。

・氷見うどんというのは富山県では有名ですが、それが実際のところどういう定義によってそれになっているのかはよくわかりません。たとえば、ラーメンでの「富山ブラック」というのはくわしく説明することはできるのですが。

・ということでオーソドックス美味いうどんだなとおもいました。天ぷらは小さいしひっかかりは非常に弱いですが、それでも、天かすの浮かんだつゆを飲みたいというおれの望みは十分に果たすことができました。

・奥さんによると、氷見は梅干しも売っていこうとしているようで、梅ごはんもそういうことなのかなとも思います。小梅をみじん切りにしたものがトッピングされていることで、ふつうに美味い梅干しごはんです。
・ポイントはミニサラダで、サラダやらじゃまくせえなと思ってましたが、これが、キャベツの千切りに、ゴマ焙煎のドレッシングに、「うどんの耳」のゆでたのが乗ってました。「うどんの耳」とは、手打ちうどんの製造過程に余ったハシッコのことですね。それだけ別に売ってたくらいです。これを軽くゆでたものがサラダに入っている。これがマカロニみたいで美味しい。

・カツ丼のほうは、キャベツやらいろいろと入っているカツ丼ですね。薄味でした。
・イカのダンゴ煮とつくだにの2つがなかなか美味しい。

・奥さんは総じて落ちるとしてました。とくにつゆがしおっぱくて、ダシが弱いと、ちょっとキツ目の評価。おれは今度カレーうどんや、名物らしい「サラダうどん」を食べてもいいかなと思っていたのに。

2008年11月7日金曜日

「ステーキ 華」ステーキ(富山市)

・80年前の古民家を移築して作った和のステーキハウスです。
・高いものは1万弱の黒毛和牛のごついステーキから上限はなさそうですが、おれには1500円のロースステーキランチがせいぜいです。1900円のヒレステーキも縁がないのです。
・そして、もうひとつ。ハンバーグも縁がなかったのです。どこかで美味しいと噂をきいておりましたが、これまで2回くらい「売り切れ」をくらってました。

・だから、満を持して開店即入店くらいの気合をいれて入りました。すーっと注文可能。

・なにたのんでもわりと待たされる店ですが、それにしても開店即入店だったためか、まだエンジンが温まってなかったようで、ひときわ待たされた感触。他の客がまわりにいなくて落ち着いた雰囲気だったのでそれほどイラっとすることはありませんでした。ただ、やや後にきた客とほぼ同時にいろいろ出たのはちょっとだけ。

・ハンバーグランチは、白いきれいな皿にトマトソースに浮かぶような盛り付けで登場しました。ニンジンとジャガイモの付け合せ。あとゴハン味噌汁におしんこです。

・ハンバーグにハシを入れたら「ぶわっ!」と音が聞こえるくらいのイキオイで肉汁が染み出しました。しかもやわらかい。

「ステーキハウスのハンバーグ」という想像とちがい相当きめ細かい舌触りでした。肉の味がする豆腐を食べているような感じ。

・ただ、ソースもハンバーグ自体も味が薄く(ついでにいえば味噌汁も)、美味しいけどゴハンのオカズになりにくいというか。いや、十分美味しいんだけど、「肉!」って感じのワイルドなハンバーグを想像しながらだったから肩すかしだったというか。